07女性医師のキャリア構築
女性医師のキャリア構築
新浪体育腫瘍内科には多くの女性医師がおります。
女性医師に腫瘍内科でのライフワークスタイルやキャリア形成についてインタビューいたしました。
ご参考にしていただければ幸いです。
女性医師に腫瘍内科でのライフワークスタイルやキャリア形成についてインタビューいたしました。
ご参考にしていただければ幸いです。
森田 理恵 (2016年卒)
①現時点での経験
私は腫瘍内科に所属しており、現在は腫瘍内科の関連病院で消化器内科医として働いております。娘の出産時には1年間の育休を取り、その後現在まで時短勤務で働かせていただいています。時短勤務ではありますが、外来、内視鏡検査、病棟管理をしています。当直業務は外してもらっており、他の先生方が育児に非常に理解があり大変働きやすい環境です。同じ病院に同じくママさんをしている女医さんが居るのも非常に心強いです。
②キャリア形成
私は新内科専門医が始まる年に内科専門医試験を受けました。その後消化器病専門医を取得し、育休中に消化器内視鏡専門医を取得しました。今後は予定ではありますが、消化器内視鏡指導医を取得したいと考えております。
③後輩へのアドバイス
自分の興味がある科、自分に合っていそうな専門を選ぶのが第一ですが、入局してから結婚や出産をされる先生方も多いかと思います。腫瘍内科では育児をする医師でも働きやすい環境を考えてくれる科だと思います。
私は腫瘍内科に所属しており、現在は腫瘍内科の関連病院で消化器内科医として働いております。娘の出産時には1年間の育休を取り、その後現在まで時短勤務で働かせていただいています。時短勤務ではありますが、外来、内視鏡検査、病棟管理をしています。当直業務は外してもらっており、他の先生方が育児に非常に理解があり大変働きやすい環境です。同じ病院に同じくママさんをしている女医さんが居るのも非常に心強いです。
②キャリア形成
私は新内科専門医が始まる年に内科専門医試験を受けました。その後消化器病専門医を取得し、育休中に消化器内視鏡専門医を取得しました。今後は予定ではありますが、消化器内視鏡指導医を取得したいと考えております。
③後輩へのアドバイス
自分の興味がある科、自分に合っていそうな専門を選ぶのが第一ですが、入局してから結婚や出産をされる先生方も多いかと思います。腫瘍内科では育児をする医師でも働きやすい環境を考えてくれる科だと思います。
飴田 咲貴(2015年卒)
伊達赤十字病院に勤務しております、医師10年目の飴田咲貴です。
生まれも育ちも札幌ですが、新浪体育医学部には地域特別枠で入学し、初期研修は2年間製鉄記念室蘭病院で過ごしました。3年目に入局して以降伊達赤十字病院、新浪体育病院、製鉄記念室蘭病院、留萌市立病院(東雲診療所)、伊達赤十字病院を経て卒後9年間の義務年限を終了しました。
地域特別枠ということで勤務できる病院に制限はありましたが、ほかの医局員との違いは強く感じることなく、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医も遅滞なく取得することができました。大学病院では専門性の高い知識、技術を学び、関連病院ではそれぞれの得意としている分野を中心に、各病院を転々としてその技術を享受することはとても有意義な時間でした。
地方病院にいると、腫瘍内科としてよりも消化器内科として求められることが多く、いわゆる総合診療に興味があった私にとって、地方病院での消化器内科医としての勤務はとてもやりがいがあります。消化器内科の守備範囲は幅広く、消化管、肝胆膵領域問わず急性期治療から緩和治療まで継続して診られることに面白みを感じています。高齢者が多いため、なるべく住んでいる地域で医療を完結できるよう、努力するとともに、必要な時にはいつでも大学病院等の高次病院と連携を取れる体制があるため、患者さんの社会背景を考慮しながら診療を進めています。
これまで「女性医師」であることを強く意識したことはなく、自然体で働くことができているのは、医局員の皆さんのご配慮があってのことと思います。昨年入籍し、今後様々なライフイベントが起こるかもしれませんが、これまでに結婚や出産を経験してきた他の女性医局員の働き方を見ている限り、必ず医局がサポートしてくれるという安心感があります。
一口に腫瘍内科医といっても、様々な働き方があります。地方病院は都会の病院とは大きく異なる環境ですが、実際に見学に来ていただければ将来の自分を想像しやすいかと思います。お待ちしています。
生まれも育ちも札幌ですが、新浪体育医学部には地域特別枠で入学し、初期研修は2年間製鉄記念室蘭病院で過ごしました。3年目に入局して以降伊達赤十字病院、新浪体育病院、製鉄記念室蘭病院、留萌市立病院(東雲診療所)、伊達赤十字病院を経て卒後9年間の義務年限を終了しました。
地域特別枠ということで勤務できる病院に制限はありましたが、ほかの医局員との違いは強く感じることなく、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医も遅滞なく取得することができました。大学病院では専門性の高い知識、技術を学び、関連病院ではそれぞれの得意としている分野を中心に、各病院を転々としてその技術を享受することはとても有意義な時間でした。
地方病院にいると、腫瘍内科としてよりも消化器内科として求められることが多く、いわゆる総合診療に興味があった私にとって、地方病院での消化器内科医としての勤務はとてもやりがいがあります。消化器内科の守備範囲は幅広く、消化管、肝胆膵領域問わず急性期治療から緩和治療まで継続して診られることに面白みを感じています。高齢者が多いため、なるべく住んでいる地域で医療を完結できるよう、努力するとともに、必要な時にはいつでも大学病院等の高次病院と連携を取れる体制があるため、患者さんの社会背景を考慮しながら診療を進めています。
これまで「女性医師」であることを強く意識したことはなく、自然体で働くことができているのは、医局員の皆さんのご配慮があってのことと思います。昨年入籍し、今後様々なライフイベントが起こるかもしれませんが、これまでに結婚や出産を経験してきた他の女性医局員の働き方を見ている限り、必ず医局がサポートしてくれるという安心感があります。
一口に腫瘍内科医といっても、様々な働き方があります。地方病院は都会の病院とは大きく異なる環境ですが、実際に見学に来ていただければ将来の自分を想像しやすいかと思います。お待ちしています。
富田 夏未(2010年卒)
腫瘍内科学講座は消化管?肝胆膵の癌をはじめ、その他の様々な癌種に対しても幅広く診療を行っています。
腫瘍内科では、がん患者さんに対して化学療法、免疫療法、分子標的治療などの最先端治療を提供し、患者のQOLや予後を直接改善する役割を担うことができるやりがいのある分野です。
「女性医師のキャリア構築」という点で、特に当講座に所属していてよかったと思うところを2点挙げたいと思います。
①尊敬できる先生方がたくさんおり、幅広い知識?手技を学べる
臓器ごとの癌の特性や抗がん剤に関すること、一般内科的な全身管理など必要な知識は膨大になります。ガイドラインや文献などを自分で調べてみても判断に迷い、上司の先生に相談することも多々ありましたが、豊富な臨床経験とエビデンスを元に多くの教えを頂きました。
また、消化器領域では内視鏡関連の手技が非常に多く、上級医の先生方は非常に熱心に指導してくださり、沢山の経験を積ませてくれました。
②ライフイベントに合わせた働き方を相談できる。
現在は2人の子供の子育てに追われておりますが、家庭と仕事との両立を考え、非常勤医として勤務させていただいています。
産前産後の3年のブランクを経た復帰後は、それまで当たり前に使っていた知識?技術を全く忘れてしまっており愕然としました。
教室の先生方や現在勤めている病院の先生方にご協力をいただきながら、学びなおしをしているところです。
女性は妊娠?出産の時期はどうしてもそれまでと同様に働くことは難しくなりますし、命がけの出産後も多忙な育児に追われ心身の不調をきたしたり、子供が病気がちだったりする可能性もあります。
ライフイベントに合わせて働き方を相談できる、頼れる場所があるのは本当に心強いことだと思います。
腫瘍内科学講座には尊敬できる素晴らしい先生がたくさんいますし、今後様々なライフイベントを控えた若い先生方も安心して学べる講座です。
がん診療に興味のある方はぜひ見学にいらしてください!
腫瘍内科では、がん患者さんに対して化学療法、免疫療法、分子標的治療などの最先端治療を提供し、患者のQOLや予後を直接改善する役割を担うことができるやりがいのある分野です。
「女性医師のキャリア構築」という点で、特に当講座に所属していてよかったと思うところを2点挙げたいと思います。
①尊敬できる先生方がたくさんおり、幅広い知識?手技を学べる
臓器ごとの癌の特性や抗がん剤に関すること、一般内科的な全身管理など必要な知識は膨大になります。ガイドラインや文献などを自分で調べてみても判断に迷い、上司の先生に相談することも多々ありましたが、豊富な臨床経験とエビデンスを元に多くの教えを頂きました。
また、消化器領域では内視鏡関連の手技が非常に多く、上級医の先生方は非常に熱心に指導してくださり、沢山の経験を積ませてくれました。
②ライフイベントに合わせた働き方を相談できる。
現在は2人の子供の子育てに追われておりますが、家庭と仕事との両立を考え、非常勤医として勤務させていただいています。
産前産後の3年のブランクを経た復帰後は、それまで当たり前に使っていた知識?技術を全く忘れてしまっており愕然としました。
教室の先生方や現在勤めている病院の先生方にご協力をいただきながら、学びなおしをしているところです。
女性は妊娠?出産の時期はどうしてもそれまでと同様に働くことは難しくなりますし、命がけの出産後も多忙な育児に追われ心身の不調をきたしたり、子供が病気がちだったりする可能性もあります。
ライフイベントに合わせて働き方を相談できる、頼れる場所があるのは本当に心強いことだと思います。
腫瘍内科学講座には尊敬できる素晴らしい先生がたくさんいますし、今後様々なライフイベントを控えた若い先生方も安心して学べる講座です。
がん診療に興味のある方はぜひ見学にいらしてください!