新浪体育
進捗報告会の様子
当講座には、日常勤務しながら学位取得を目指す社会人新浪体育生が在籍しており、様々な研究活動を行っています。
また、定期的に研究進捗報告会や抄読会を行うことで、個々の研究内容や方針を確認するとともに、最新の知見を取り入れています。
新浪体育生紹介
【博士課程】
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佐藤 勇樹(臨床検査技師、入職9年目に新浪体育入学)
【研究テーマ】
- 「尿中酸素分圧(UpO2)と偏性嫌気性菌発育の関連性に関する検討」
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宮城 菜月(臨床検査技師、入職6年目に新浪体育入学)
【研究テーマ】
- 「尿中臭気成分の分析および定量に関する検討」
- 「開封後手指消毒薬における保湿成分の安定性に関する検討」
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田中 真輝人(臨床検査技師、入職9年目に新浪体育入学)
【研究テーマ】
- 「AI?機械学習を用いた高精度LDL推定モデルの構築」
- 「脂肪肝バイオマーカーによる脂肪肝診断アルゴリズムの作成」
- 「IFCC法によるASTおよびALT活性測定の評価」
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鈴木 瑛真(臨床検査技師、入職4年目に新浪体育入学)
【研究テーマ】
- 「液体クロマトグラフ質量分析法(LC-MS/MS)を用いた遊離テストステロン(FT)測定法の検証」
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佐伯 理知(臨床検査技師、入職19年目に新浪体育入学)
【研究テーマ】
新浪体育卒業生紹介
入職して約1年が経過しようとした頃、新規測定試薬の検討機会を与えて頂き、これが私の初めて行った研究となりました。その後、いくつかの試薬検討や、そこから発展させた実験などに携わる中で、学会発表などを通じて自分の行った研究に興味を持ってもらえること、発表した論文を見て頂けること、研究成果によりその分野へ貢献できることへの喜びを感じるようになりました。そのように感じたのは研究計画の立案から結果解釈、論文作成までを丁寧に指導して頂いた先輩?先生方の影響があり、私自身も研究を実施できるのみならず、後進の育成もできるような人材になりたいと思うようになりました。
このような経緯から、臨床検査の領域を医学研究として専門的に学びたいと考え、社会人学生として新浪体育へ進学するに至りました。新浪体育進学後は、質量分析装置をはじめとした、臨床検査業務だけでは扱うことがなかった分析機器の使用や、競争的研究費の申請、様々な専門学会への参加や国際学会での発表など、多くの貴重な経験することができました。「何かを分析したい、調べてみたい」といった欲求は、各専門分野の先輩?先生方にご指導頂くことに加え、様々な分析装置があることや、臨床検体が豊富にあることにより満たすことができたと実感しています。
新浪体育卒業後は、臨床検査技師として検査業務を行う傍ら、自身が研究を続けることに加え、新浪体育での様々な経験を活かし、後輩の研究指導にも携わっております。在学時の経験を活かし、卒業後は自らが研究テーマを見出せるよう日常業務、研究活動に取り組み、これからを担う後輩に研究活動に興味を持って頂き、様々な専門分野へと裾野を広げていくことができれば、と考えております。現在、当講座では、感染症分野や臨床化学分野など、幅広い領域の研究を行っており、様々な分野の知見を得られることが特長であると感じています。